Yonetsuru Shuzo

Oct 06, 2015Lorenzo Simonini

The English translation will be available soon...

創業1704年、まほろばの里・山形県、高畠町で酒蔵を構えて、300年以上の歴史をもつ伝統ある蔵。初代梅津伊兵衛は徳川5代将軍綱吉の時代、清麗な水と肥沃な耕土に恵まれた環境下、大きな夢と熱意を持って、この地で酒づくりを開始。

江戸末期には地元を治める米沢上杉家の御用酒蔵を務め、酒造りに邁進してきた「米鶴」。明治中ば以降には、1875)生まれの9代目梅津伊兵衛が、地方酒造界の改善の旗振り役を務め、米鶴の銘柄を誕生させるなど、社史に大きな足跡を記す。

現代のような設備がまだない時代、進取の気性に富む9代目は、

当時としては画期的な、酒造りに科学的根拠を取り入れることに着目

息子である10代目に醸造学を学ばせ、理論に基づいた酒づくりに着手し、酒質を大きく向上させ、当時では斬新な名入れコップなどの宣伝を仕掛け、冷用酒開発、抽選付き販売など先進的な試みを次々に実施。

一人前の蔵としての証でもある、石高千石(一升瓶で10万本)までに成長をとげる。

300年来のこだわりの酒づくりは現在12代目によって受け継がれ、蔵の伝統や経験、そして常に先進の技術を融合させながら、「さわやかさ」があって「香り、味、切れ」が高い次元でバランスのとれている酒を目指し、さらなる高みに向けて飛び続ける「米鶴」。

銘柄「米鶴」の由来は、地元に伝わる民話「鶴の恩返し」と、

お辞儀の姿に例えられる豊かに実った稲穂の姿や鶴の立ち姿にちなみ、感謝を伝える酒として名付けられた銘柄で、「米」という字は数字の八十八に例えられ、【八十八羽の鶴】を表す、めでたい名である。

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